歯が痛くて治療がしたい…
こうなったときはもうすでに虫歯がかなり進行している段階です。
この場合、根の治療を行っていくことになるのが一般的です。
もう一度お伝えします。根の治療になる虫歯=かなり進行した虫歯です。
虫歯が進行し、深くなり、歯の中の神経の空間まで達してしまった場合、
刺激がなくても歯の痛みがでるため、神経を除去する根の治療を行います。
歯の中の神経も、身体の他の神経と同様、露出してはいけない部分です。
露出してしまった場合、露出部分を除去しなければなりません。
除去する場合、骨の手前まで、歯の中の根の先端までです。
根の治療は1mmもないような管の入り口から細かい器具を使用し、
歯の壁を削って神経を取り除いていきます。
とても細かい治療の為、治療回数もかかります。
特に根の本数が多い奥歯ではより回数がかかります。
また、根本は複雑な形状をしているうえ、とても細く肉眼では完全に細部まで捉えることは難しいです。
その際はマイクロスコープ(歯科顕微鏡)を用いてより精密に根管を診ながら治療を進めていきます。
時間がかかる根の治療ですが、定期的に通院の必要があります。
もし治療の間隔が空き、放置してしまうと、歯の内部に細菌感染、
さらに虫歯ができてしまう事もあります。
そうなると治療前より状態が悪化し、最悪の場合抜歯に至る場合もあります。
治療期間を開けず根気よく通っていただく必要がある治療です。
また一度根の治療をした歯に再度根の治療を行うことがあります。
その理由は、根の管に中の虫歯が原因で、根の先にある骨に炎症が生じてしまった場合です。
1度根の治療を行うと、歯の寿命は短くなります。
根の治療を行うと歯の内側を削るので歯が薄く、もろくなります。
その寿命は20~25年と言われ、その時期を境にひびや割れて抜歯に至るからです。
痛みが出てしまうと、根の治療をせざる負えません。
そして根の治療を繰り返すと歯の寿命がどんどん短くなります。
ご自身の歯を長持ちさせるためには虫歯が大きくなる前に、
定期的に検診を受けることが重要です。
虫歯の予防のために定期健診で虫歯の早期発見や口腔内の清掃状況を確認し、
よい口腔内環境を保ちましょう。
痛くなる前に、当院では定期的な検診や予防歯科に取り組んでおります。
気になる方はぜひこちらをクリックし、ホームページをご覧ください。